肩こりは病気が原因の場合があります。その場合の症状、主な病気と、肩こりの運動での解消方法、妊娠時の体験談などを紹介しています。
肩こりは多くの人が悩んでいると思います。酷くなると頭痛、吐き気などもありとても辛いものです。体質などでいつも凝っている人や、編み物や本を読むなどじっとしている作業などを行うと肩が凝ってくるなどその人によってさまざまです。
しかし、通常の肩こりと違い病気が原因になっていることも多くあります。いつもと違う以下のような症状がでたら病院で診てもらうほうがいいと思います。
症状:手足などのしびれ、ろれつが回らない、激しい頭痛など
考えられる主な病気:腫瘍、悪性腫瘍、脊髄の障害、肺の腫瘍、肺がん、胆石症、胃がん、胃潰瘍、うつ病など
私も頭痛があまりにも酷いのでMRI検査や、CTなどを行ったことが何度かあります。これらの検査は痛いものではありませんから、安心を手に入れるために、ぜひ、一度診察、検査をされることをおすすめします。
また、1つの病院で大丈夫だといわれても症状が改善していかない場合は、違う「科」の病院でも診察してもらうと安心ですよ。特に、うつ病での肩こりならば通常の内科、整形外科などでは気づいてくれない先生も多いですから。こういったときは、行きつけの病院があればとても頼りになりますよ。
肩こりの原因
肩こりの原因はいろいろありますが、特に病気でないのならば血行不良、筋肉がない、骨のバランスなどがあげられます。
特に筋肉の少ない女性はなで肩で首が細い(長い)場合は、頭を支えるためにとても負担がかかります。この負担が肩こりになってしまうのです。
肩こりの解消方法
筋肉が少ないことで肩が凝ってしまうのなら、少しずつでも筋肉をつける運動をしていきましょう。ムキムキになるほどの運動ではないので(大抵はがんばってもムキムキにはなれないので、ご安心を。。。)女性の方もぜひ、チャレンジして欲しいと思います。
1)指を組んで両手で、手のひらで後頭部にあてます。
2)ゆっくりと頭を手で押して前に倒していきます。(ここは首のストレッチっぽいですね。)
3)手で押さえながら、首に力を入れて頭を後ろに起こします。
頭を起こすのを手で邪魔をして、首の筋肉を使う方法です。これを、前後左右行います。1日に10回程度で効果がでてくると思います。あと効果的な運動として、定番の腕立て伏せ(首と背中を鍛えられます。)、背筋・腹筋などがあります。
この方法では筋肉がつくまでは全然症状は改善しませんが、一時しのぎではない確実な方法です。ストレッチやウォーキングなどを取り入れると血行もよくなるのでいいですね。
しかし、いつも頭痛と戦っているという人には運動はとてもきついものですから、体調と相談しながら行ってくださいね。
妊娠中の肩こり
妊娠中はいつもと変わらず、酷い肩こりでしたが一度だけ耐えられな頭痛になりました。薬は飲めないと決め込んで、我慢していたのですがどんどん酷くなるばかりで、とても長い時間に感じましたね。
結局は、ある漢方薬を産院で出してもらって、後ろ頭をアイスノンなどで冷やして対処しました。血が滞っているから温めたほうがいいのだろうと思っていましたが、違ったようです。(笑)
人によっては妊娠中に症状が酷くなってしまう人もいると思いますが、あらかじめ検診の時に先生などと相談しておくと安心ですね。※ここでは、処方してもらった漢方薬の名前は公表しません。同じものでも独断で飲むのはよくないということで。。。
女性ホルモン、自律神経が原因の肩こり
ホルモンバランスが原因で肩がこる場合は運動などしてもほぼ効果はなく、同じ女性にもわかってもらえないことがあり心理的にもとても苦痛が伴います。女性ホルモンの場合は、筋肉疲労がなくても急に5分くらいで猛烈に肩が凝ってきて、頭痛になることも多いです。
自律神経の場合は大きなストレスがかかって全身の血流が低下することで肩が凝りますが、女性ホルモンと連携して悪さをすることが多く、上記のように肩がこる期間にストレスがかかると激痛を伴うような肩こりと頭痛があります。
この対処方法は女性ホルモンの働きをよくする漢方薬や市販薬、エクオール(イソフラボンではなくてエクオールで!)で血流が悪くならないように日ごろから気を付けておくことが大事です。
とはいっても、すぐには効果が出てきませんから、肩が凝ってきた、頭痛になりそうと思ったら先に頭痛薬を飲むことが重要です。痛くなってからでは効果が出にくいので、これは酷くなりそうだと思えばすぐにでも鎮痛剤を飲みましょう。