部下を平等に扱うのが一流の上司というものですが、残念なことに夜の管理職のほとんどは部下を平等に扱っていません。公平であろうと努力しているのならまだしも、中には露骨に女だけをえこひいきする嫌な上司も存在します。
女性だけえこひいきする上司の対処法
頑張っているのに正当な評価が得られないのは大きなストレスであり労働への意欲をそぐ行為です。本来なら直接抗議してえこひいきをやめさせたいところですが、会社という組織の中ではそう簡単に行動に移すこともできません。
だからといってえこひいきに泣き寝入るわけにもいきません。トラブルを起こさず上手に対処して不利益を回避しましょう。今回は、女だけえこひいきする嫌な上司への対処法を6つ紹介します。
えこひいきの事実を記録しておく
上司のえこひいきに対処するために最初にやっておく必要があるのが、えこひいきの事実を記録しておくことです。戦うにせよ逃げ出すにせよ上司がえこひいきをしていたという事実を客観的に証明できなければ不利な立場に立たされてしまいます。
特に上司が外面がよく更に上の立場の人間に上手に取り行っているようなケースではえこひいきの事実を客観的に証明する証拠がなければ訴えでたとしても握りつぶされてしまう可能性大です。腹がたっても短絡的な行動は慎み、まずは証拠固めから始めましょう。
えこひいきに直面したら上司の言動や指示など具体的な内容を日付けとともにメモに書き留めましょう。メモ書き程度でも具体性があれば十分証拠能力を認められます。より強力な証拠としては音声を録音したり動画で保存するといいでしょう。
映像や音声があれば上司が言い逃れしたとしても動かぬ証拠になります。ただし、いくら証拠を抑えるためとはいえ業務中に無断で録音や録画をしていたことがバレれば逆にまずい立場に立たされる可能性があります。上手に隠す自信がないのなら無理しないでください。
更に上の立場の人間に訴える
えこひいきをする上司も中間管理職に過ぎません。上司よりも更に上の立場にいる人間にえこひいきが行われている事実を訴えでれば現状が改善される可能性は高いでしょう。
上司がしているえこひいきは会社にとって好ましくない行為です。放置すればさらにマズイ状況になることが明らかであれば上司の上司が何らかの対処をするはずです。注意や叱責だけでなくえこひいきが明らかで悪質であると判断されれば配置転換など具体的な処分が下されるでしょう。
問題なのは上司の上司が頼りにならないケースです。訴えを握りつぶされるだけでもひどいのに場合によっては上司に情報が筒抜けになってしまい更にひどい不利益を被る可能性もあります。覚悟を決めたら上の立場の人間が本当に信頼できる人間かどうかきちんと確かめてから訴え出るようにしてください。
女性を味方につける
女だけをえこひいきしている、といっても本当にすべての女性がえこひいきされているケースはほぼありません。女だけをえこひいきするタイプの人間は必ず自分の好みに合う女性に限ってえこひいきするものです。
えこひいきされる人とされていない人がかならずいるはずなので、女性の中でえこひいきを苦々しく思っている人たちに近づいて協力を求めましょう。
女だけをえこひいきする上司はたいてい若い女性やきれいな女性、おべっかを使う女性などに甘い態度を取ります。仕事に厳しく真面目な女性をえこひいきすることはほとんどないのでそういった女性と連携して上司を追い込む包囲網を形成しましょう。
重要なのは男女の対立構造を作らないことです。男女で職場を二分してしまうと本来の目的であるえこひいきの対処がうやむやになりかねません。糾弾すべきは上司であり女性ではないことをしっかり認識しておきましょう。
被害者を集めて同盟を組む
どんな対処をするにしろ個人でできることには限界があります。問題をひとりで片付けようとせず同じようにえこひいきにあってる被害者を集めて被害者同盟を形成しましょう。
上の立場に被害を訴えるにしても個人で訴えるのと複数人で訴えるのではインパクトが全く違います。被害者が複数いるという事実そのものが上司の悪質さに対する証明になり、良い結果が得られる可能性も高まります。えこひいきの証拠も複数人から提出されれば説得力は段違いで、訴えを握りつぶされ瑠璃スクを回避できます。
ひとりではできない行動も皆と力を合わせればハードルは低くなります。上司のえこひいきに眉をひそめている人はかならずいるはずです。協力者を集めて皆の力で戦うのが問題解決への近道です。
部署移動を願い出る
えこひいきをするような上司がそう簡単に態度を改めるはずがありません。貴重な時間を嫌な上司への対処にあてるくらいなら思い切って部署異動を願い出たほうがよほど健全です。
部署異動を判断する権限が上司よりも更に上の立場の人間にあるのであれば移動を希望する理由としてえこひいきを挙げるのもいいでしょう。上司の上司が心ある人間なら必ずえこひいきに対処してくれるでしょうし、対処が難しかったとしてもそういった理由であれば異動希望が認められる可能性が高まります。
部署異動を希望したことがプラスに働いて現状が改善されるのであれば無理に移動する必要はなくなります。上司がいなくなったことでストレスが無くなったのなら引き続き今の部署で働いても何の問題もありません。
最終手段!転職する!
頑張っても一向にえこひいきが改善されない場合、最後の手段として会社をやめて別の会社に転職するという方法もあります。
えこひいきが上司個人の問題でなく会社としての体質や社風によるところが大きいと証拠を揃えて上の人間に訴えても改善されるどころか逆に訴えでた自分の方に不利益を押し付けられてしまうことがあります。
会社がえこひいきを黙認するようであればいくら頑張ったところで好ましい労働環境は得られません。今後の長い人生を嫌な会社に捧げるくらいなら思い切って転職したほうが健全です。
重要なのはえこひいきをやめさせることではなく、自分の働きが正当に評価される環境を獲得することです。転職で頑張りが報われるのであれば今の職場にしがみつく理由はありません。