ブルガリアといえば、ヨーグルト、力士 琴欧州くらいしか馴染みがないように思えますが、ブルガリアのバラは有名で開花の時期にはバラ祭りが開催されます。
ブルガリアのバラは生産量が多く、ローズオイルの原料としても多く栽培されています。 バラの谷(下記のブルガリアについてを参照)では特に、このローズオイル用のバラ畑が多くあります。 ローズオイル用のバラは観賞用ではないので、見は目はかなり地味なようです。
ローズ・フェスティバルといわれる、ブルガリアのバラ祭りは毎年6月初旬に盛大に行われます。 カザンラク市にあるバラ公園では、海外からの参加者が民族舞踊を行ったり、そこからパレードにも 出発します。 毎年、このバラ祭りの数日前に、バラの女王が3人選ばれこのバラ祭りにも参加しています。
日本からの旅行でも、このバラ祭りに合わせて旅行日程を組んでいるツアーがあります。 観光ももちろんツアーに組み込まれていますが、ローズオイルを作る前工程であるバラ摘みも体験できるなど いろいろと楽しいツアーもあるようです。 また日本のブルガリア大使館でもバラ祭りが行われているそうで、テレビなどで紹介されブルガリアのバラ祭りは 人気の旅行ツアーになりつつあるようです。
日本にいながらもちょっとブルガリアのバラ祭りの気分を味わうには、バラの花びらのジャムのローズペタルや 定番であるローズオイル、ローズウォーターを使ってみるのもいいですね。
ブルガリアについて
ブルガリア共和国は東ヨーロッパの共和制国家で東側には、黒海があります。 首都はソフィアといい1992年、2014年の冬季オリンピックへ立候補したこともあります。
ブルガリアの国土の1/3は山岳地帯で、バルカン山脈(スタラ・プラニナ)とスレドナ・ゴラ山脈に はさまれた地域は「バラの谷」と呼ばれていて、バラの多く生産している。
ブルガリアのヨーグルトは牛乳、羊乳と使って作られます。 ブルガリア=ヨーグルトとなったのは、ロシアの医師がブルガリアでヨーグルトを食べるある地域で 高齢者がたくさんいるとこから「ヨーグルトは長生きの秘訣」だと公表したことから始まりました。 その他近隣諸国でもヨーグルトを食べる文化があり、山羊乳、羊乳、牛乳、馬乳、ラクダなどの乳で 作られています。
ブルガリアで興味深いのは、この国にはなんと日本、中国と同じく十二支があるところです。 十二支の動物は少しの違いはありますが、ほぼ同じであるといいます。 そして、ちょっとコレは国際社会で不便ではないかと思われるのが、意思表示をする場合に、 yesは首を横に振る、noでは首を立てに振る、とまったく逆なのです。
これは、世界基準に合わせていこうという活動が行われているようですが、現在、どこ程度まで 認知されているかが分りません。人によっても違うと思いますし。 旅行などでブルガリアを訪れる際には、ちょっとこのことを覚えておくとトラブルを避けることが できそうですね。